「藍染め太郎」が全国家庭科教育協会の機関誌に掲載されました


藍染め太郎 藍染めキット

藍染め太郎

染料・顔料の専門店「戸谷染料商店」が手がけた家庭用藍染めキット。
染液と定着液がセットになっており、特別な道具なしで本格的な藍染め体験ができます。

このたび、戸谷染料商店の藍染めキット「藍染め太郎」が、全国家庭科教育協会(ZKK)の機関誌『家庭科』令和8年度1号に掲載されました。

掲載の概要


全国家庭科教育協会 機関誌『家庭科』令和8年度1号 藍染め太郎掲載ページ

掲載されたのは、授業実践事例のコーナー「藍がつなぐ学び」。中学・高校の家庭科授業で藍染め太郎を教材として使用した実践報告で、使用した藍染めキットの例として誌面に紹介されています。

引き続き、学校現場や家庭でお使いいただける染め体験キットとして、藍染め太郎をよろしくお願いいたします。


藍染め太郎 藍染めキット

藍染め太郎

染液・定着液がセットになった家庭用藍染めキット。
綿・麻素材のハンカチやTシャツなど、身近なアイテムをオリジナルの藍染め作品に。

公園花火の消火水、どう処理する? 固めて持ち帰る新しい安全対策


花火用廃水処理凝固剤 固めたろ

花火消化水の凝固剤にも「固め太郎」

消火水を固め、燃えカスごとまとめて回収できる凝固剤です。
排水設備のない公園や広場での花火使用に対応した、新しい後片付けの形です。

「公園で花火をしてもいいですよ」——そんな嬉しいお知らせが、少しずつ増えてきています。
条件付きながら手持ち花火を解禁する公園が各地に登場し、夏の風物詩が身近に戻りつつあります。

ところが、解禁が進む一方で新たな課題として浮上しているのが、消火水の処理です。
バケツいっぱいの消火水には、燃えカスや火薬の残滓が混ざっています。
排水溝に流せば詰まりや汚染の原因になり、そのまま置いていけばゴミの流出・景観の悪化につながります。

「花火はOKにしたけれど、後始末のルールが追いついていない」——
自治体・公園管理者・花火メーカーが共通して抱えるこの悩みの答えが廃水処理凝固剤です。

公園花火の解禁が進む一方で、なぜ「消火水問題」が起きるのか

【消火水は「使用後のルール」がまだ整っていない】

手持ち花火を安全に楽しむには、必ず消火用の水を用意することが求められます。
しかし公園には、家庭の庭と違って排水溝や流し台がないケースがほとんどです。

燃えカスが混ざった消火水をどこに捨てるか——この問いに対して、現状では明確な答えが出ていません。
トイレや植え込みに捨てるのはマナー違反ですし、排水設備があったとしても詰まりの原因になります。
結果として「花火はOKだけど、後片付けが面倒で利用者が困っている」という状況が各地で起きています。

【管理する側にとっても頭の痛い問題】

公園の管理者や自治体にとっても、消火水トラブルは見過ごせません。
排水の汚染クレーム、燃えカスの散乱、近隣住民からの苦情——
花火解禁の判断をためらわせる要因のひとつが、後片付けに関するルールの未整備です。

「安全に楽しめる仕組みが整っているか」という点は、解禁可否を判断する際の大きなポイントになります。

「固めて持ち帰る」という発想の転換

【高吸水性樹脂(SAP)で水をその場で固める】

高吸水性樹脂(SAP/Super Absorbent Polymer)は廃水処理用の凝固剤です。
SAPとは、紙おむつや保冷剤にも使われている素材で、自重の数百倍もの水分を吸収しゼリー状に固める性質を持っています。

消火水の入ったバケツに本品を入れると、水分を素早く吸収してゲル化します。
燃えカスや花火の残滓もゲルの中に封じ込められるため、液体がこぼれる心配なくそのままゴミ袋へ。
排水設備がなくても、固めて持ち帰ることができます。

【これまでの処理方法との違い】

従来の消火水の処理といえば、次のような方法が一般的でした。

・排水溝にそのまま流す(詰まり・汚染リスクあり)
・自宅まで持ち帰ってトイレに流す(運搬中にこぼれる)
・公園のゴミ箱に液体ごと捨てる(液漏れ・マナー問題)

いずれも完全な解決策とは言えず、現場での対応は各自に委ねられていました。

液体を持ち運ぶリスクがなくなり、現場の管理負担も大きく軽減されます。

花火への同梱で、後片付けをパッケージ化できる

【「安全セット」として商品価値を高める】

凝固剤は、花火メーカー・販売商社向けにOEM対応・小ロット対応が可能です。
花火セットに同梱することで、「このセットさえあれば、後片付けまで安心」という付加価値を提案できます。

昨今、公園での花火解禁を後押しするためには、「安全に遊べる・きちんと片付けられる」という社会的な信頼が必要です。
後片付けキットを同梱した花火セットは、その信頼づくりに直結するアイテムになり得ます。

【環境配慮・CSRのアピールにも】

消費者の環境意識が高まる中、廃水を適切に処理する仕組みを製品に組み込むことは、
メーカーや販売会社にとってCSR・環境配慮のPRとしても有効です。
「この花火は、最後まで環境に配慮した設計です」——そんなメッセージを商品パッケージで発信できます。

こんなシーンで活用されています

  • 公園・広場での手持ち花火イベント:排水設備がない場所での使用に対応
  • マンション・集合住宅の駐車場や共用スペース:住民トラブルの予防として
  • キャンプ場・グランピング施設:自然環境への配慮が求められる場所での花火
  • 夏祭り・地域イベント:大人数が参加する場での現場管理の効率化

導入・OEMのご相談は戸谷染料商店へ

「固め太郎」は、1931年創業・東京浅草の染料・顔料専門店である戸谷染料商店が開発した製品です。
プロ向け素材の知見を活かし、現場のニーズに応える素材を提供してきた同社だからこそ生まれた、実用的なソリューションです。

花火メーカー・商社の方向けに、業務用供給・OEM対応・仕様のカスタマイズなど、柔軟にご相談に応じます。
「こんな用途に使えないか」「パッケージングの相談がしたい」といったご質問もお気軽にどうぞ。


花火用廃水処理凝固剤 固めたろ

花火用廃水処理にも使える凝固剤「固め太郎」

公園花火の消火水を固めて、燃えカスごとゴミとして回収。
OEM・小ロット対応可能。花火同梱用の業務用供給についてはお問い合わせください。

屋外看板の不燃化義務、知っていますか?建築基準法が求める「不燃ターポリン」の重要性

屋外看板の不燃化義務、知っていますか?

2025年8月に発生した大阪・道頓堀ビル火災では、不燃材料不使用の屋外看板が延焼を加速させた一因と報告されています。
東京・新宿など全国で不燃化への意識が急速に高まっている今、あらためて法令と素材の基礎知識を整理しておきましょう。

  • 建築基準法が定める「不燃材料」義務とは
  • 道頓堀火災が明らかにしたリスク
  • 不燃ターポリンとは何か
  • 平岡織染 V-2000-IJ2 の特長と仕様
  • 不燃ターポリンが適した用途
  • お問い合わせ・在庫確認

建築基準法が定める「不燃材料」義務とは

建築基準法では、高さ3メートルを超える屋外看板について、不燃材料の使用を義務づけています。
これは看板が建物の外壁に付帯する構造物とみなされ、火災時の延焼防止を目的とした規定です。

【法令要点】

建築基準法 第2条第九号 および関連告示に基づき、高さ3mを超える屋外広告物(看板)には国土交通大臣認定の不燃材料が必要です。
違反が発覚した場合、行政指導・是正命令の対象となる場合があります。

しかし実態として、FF(ファブリック・フェイス)式の屋外看板では可燃性のターポリンが長年使用されてきました。道頓堀火災はこの課題を社会的に可視化した出来事でした。

道頓堀火災が明らかにしたリスク

2025年8月に大阪・道頓堀で発生した火災では、不燃材料未使用の屋外看板が延焼を拡大させたと報告されています。
これを契機に、全国の繁華街で不燃規制への対応が急速に進んでいます。

不燃ターポリンとは何か

ターポリンとは、ポリエステル繊維を基布にPVC(塩化ビニール)などをコーティングしたシート素材です。
屋外看板のFF看板やバナー、横断幕など広告・サイン用途に広く使われています。

このターポリンに難燃・不燃加工を施したものが「不燃ターポリン」です。
国土交通大臣が認定した不燃材料として登録されており、建築基準法の要件を満たします。
通常のターポリンと同様にインクジェット印刷が可能なため、デザイン面での制約なく不燃化が実現できます。

平岡織染 V-2000-IJ2 の特長と仕様

戸谷染料商店が取り扱う平岡織染のサイン用ターポリン V-2000-IJ2 は、国土交通大臣不燃材料認定(NM-5737)を取得した不燃ターポリンです。

【製品仕様】

  • 原反幅:2,040mm × 30m
  • 厚さ:0.35mm
  • 質量:500g/㎡
  • 仕立て:内巻3インチ紙管
  • 認定番号:NM-5737
  • 透光率:29.5%
  • 対応インク:アクリル系インク
  • 用途:FF看板・横断幕

【認定・対応】

  • 国土交通大臣認定・不燃(NM区分)
  • 建築基準法適合
  • 防炎対応
  • RoHS2対応
  • JAPAN製

不燃ターポリンが適した用途

  • 高さ3mを超えるビル壁面FF看板・ファサード看板
  • 新宿・渋谷・道頓堀など繁華街の屋外広告
  • 横断幕・懸垂幕(不燃規制対象エリア)
  • 商業施設・ショッピングモールの内外装サイン
  • 駅・公共施設・空港の大型サイン
  • 既存看板の不燃素材へのリニューアル案件

※ 建築基準法の適用判断や施工については、所管行政庁または建築士にご相談ください。

不燃ターポリンのご相談・在庫確認

V-2000-IJ2の在庫・価格・サンプル請求はお気軽にお問い合わせください。
アドマックス製品全般についても取り扱っています。

お問い合わせ

長期休暇にやりたい「DIY」4選|自宅でできるキットのご紹介

「せっかくの連休、どこかに出かけるわけでもないし……」そんなとき、まとまった時間を「ものづくり」に使ってみませんか?
東京・浅草で1931年から続く染料の専門店・戸谷染料商店は、プロ向けの染料技術をそのままに、自宅でも楽しめるDIYキットをラインナップしています。
Tシャツを藍色に染める、古いプラモデルのパーツを好みの色に仕上げる、欠けたお気に入りの器を金継ぎで直す——。どれも「特別な道具がなくてもできる」のが嬉しいところ。
今回は長期休暇や連休におすすめの4アイテムを、それぞれの楽しみ方とともにご紹介します。


① トートバッグや古いTシャツが「ジャパンブルー」に生まれ変わる──浅草藍染め太郎

参考商品
浅草藍染め太郎

浅草藍染め太郎

自宅で簡単に藍染めを体験できる初心者向け家庭用藍染めキット。手軽にDIYを楽しめます。


藍染めキットでトートバッグ

【長期休暇におすすめな理由】

藍染めの最大の魅力は、染液から引き上げた瞬間に起きる「黄緑→藍色へのグラデーション変化」です。これは染料が空気に触れて酸化する現象で、職人の世界では「藍の風を切る」とも呼ばれます。家族で見守るだけでも、十分な体験になります。
綿・麻・レーヨンなど天然素材のものなら幅広く染められるので、着古したTシャツや白いトートバッグをまとめて染め直すのがおすすめ。絞り染め(輪ゴムや割り箸で布を縛る)にすれば、世界にひとつだけのオリジナル模様が生まれます。

【ポリエステル混紡に注意】

藍染めは天然繊維専用です。洗濯タグで「ポリエステル○%」と表記されているアイテムは色が薄くなります。染める前にタグを確認しましょう。


② ビーズ・プラモデル・ミニ四駆・時計ベルトを好みの色に──プラ染め太郎

使った商品

プラ染め太郎

豊富なカラー展開。プラスチック各種の染色に。素材や透過性を生かした仕上げができます。


プラ染め太郎による染色

【「塗装」と「染色」の違いを知っておこう】

塗装はパーツの表面に色の膜を張る方法。一方、染色は素材の内側に色を浸透させる方法です。プラ染め太郎は後者のため、表面に塗膜が残らず、プラスチック本来の質感や透過感を活かした仕上がりになります。
連休中に組み上げたプラモデルのパーツカラーを変えたい、使い古した時計のラバーベルトを気分転換に染め直したい、そんな用途にぴったりです。

【向いている素材・注意が必要な素材】

よく染まる素材:ナイロン・アクリル・ポリウレタン(TPU)・ABS(ただしムラあり)
染まりにくい素材:PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)
素材が不明な場合は、端切れや余ったランナーで試し染めをしてから本番に臨むのが安心です。


③ 欠けたうつわを直しながら彩る──高級金粉で楽しむ金継ぎ入門

高級金粉 金属色シリーズ

高級金粉

純金色・銀・青金・赤金をはじめ、光彩色・真珠色まで多彩なラインナップ。漆や墨、クリア塗料に混ぜて使え、金継ぎ・蒔絵・ハンドメイドアクセサリーなど幅広い用途に対応します。
屋外対応・非金属素材で扱いやすく、発色の良さがプロからも支持されています。

高級金粉を使った金継ぎの完成イメージ

【長期休暇の金継ぎチャレンジに最適な理由】

金継ぎとは、割れたり欠けたりした器をつなぎ直し、その継ぎ目を金で装飾する日本古来の修復技法です。「壊れたから捨てる」ではなく、「直してもっと好きになる」という考え方が、いまDIY好きの間でも注目を集めています。
まとまった時間が取れる長期休暇こそ、棚の奥で眠っていた欠け茶碗や思い入れのある小皿と向き合うチャンスです。

【色の種類、何を選べばいい?】

金継ぎ・蒔絵の定番:純金色(最も落ち着いた金)
華やかさを出したい:赤金(温かみのある赤みがかった金)
クールな印象に:青金(やや冷たさのある金)または銀
ハンドメイドアクセやネイル:光彩色・真珠色(パール感・ラメ感が出る)
初めての方は純金色30gから試してみるのがおすすめです。


④ 連休に「黒を取り戻す」──色あせた黒服を染め直す週末プロジェクト

浅草黒染め 黒極 黒染めキット

浅草黒染め 黒極

プロ染め・簡易染めの2種類の染め方に対応した本格黒染めキット。グレーになってしまった黒服を、しっかりとした深い黒に染め直せます。
浅草の染料専門店が手がけるからこその発色と堅牢度が特徴です。

黒極による黒染め前後の比較

【「捨てる」前に染め直してみよう】

「お気に入りの黒いジャケットが、洗濯を重ねてグレーっぽくなってしまった」——そんな経験はありませんか?
色あせは素材の劣化ではなく染料が抜けているだけのことがほとんど。まとまった休みを使って染め直せば、お気に入りの1着を新品同様に復活させることができます。
クローゼットを見直すついでに、ぜひトライしてみてください。

【染め直しに向いているアイテム】

・綿・麻・レーヨン・シルクなど天然素材の黒服
・スラックス・スカート・Tシャツ・ストール
・混紡品は色が薄くなる場合があるため、事前に素材タグを確認してください。


まとめ:長期休暇は「染めDIY」で、ものを大切にする時間を

4つのアイテムに共通しているのは、「捨てる前にもう一度、自分の手でよみがえらせる」という発想です。
藍染めで古着をリメイクする、プラモデルを自分色に染める、欠けた器を金で直す、色あせた黒服を復活させる——どれも特別な技術は不要で、説明書通りに進めれば連休中に完結します。
1931年創業、浅草の染料専門店・戸谷染料商店のキットは、プロ用素材をベースにしているため仕上がりのクオリティが市販品とひと味違います。ぜひ次の長期休暇、「染め」をテーマにした自分時間を楽しんでみてください。

黒染めがグレーになる・色落ちする原因と解決策|浅草の染料屋が解説

浅草黒染め 黒極(くろきわみ)

浅草黒染め 黒極(くろきわみ)

染料屋が本気で作った、プロ仕様の黒染めDIYキット。最高級染料と強力色止め剤のセットで、どんな色の生地も圧倒的な漆黒に染め上げます。綿・麻専用。生地800g分(2回分)対応。

「黒に染めたのに、なんかグレーっぽい…」
「何度染めてもムラになってしまう」
「洗ったら一気に色が落ちた」

黒染めに挑戦して、こんな失敗をした経験はありませんか?

実は黒染めの失敗には、ほぼ決まった原因があります。原因さえわかれば対策は簡単。この記事では黒染めが失敗する理由を解説し、自宅でも本格的な黒に仕上げるためのポイントをご紹介します。

黒染め失敗あるある① グレーにしかならない

黒染め失敗例 グレーになった生地

黒染めで最も多い失敗が「グレーにしかならない」です。原因は主に2つあります。

【原因:元の色が残ってしまう】

生地を黒く染めるには、元の色をしっかり隠せるだけの強い染色力(濃度)が必要です。
染色濃度が弱いと、元の赤・青・紺などの色と黒が混ざってしまい、純粋な黒にはなりません。また、色が濃いほど黒く染めるのは難しくなります。
「濃い色の方が染まりやすい」と思われがちですが、真っ黒にするには元の色を上からしっかり塗りつぶす“上書きする力”が必要になります。

【原因:家庭用染料は”簡単さ重視”】

市販の黒染料は、誰でも安全に使えることや手軽さを優先して作られています。そのため、染料の染まりやすさや価格が重視され、プロが使うような高品質で強い染色力の染料はあまり使われていません。その結果、染まっても「深い黒」までは出にくく、どうしてもグレーっぽく仕上がることがあります。
本当に真っ黒に染めたい場合は、繊維の中までしっかり濃く染まる”プロ仕様の高品質染料”を使うことが重要です。

黒染め失敗あるある② 洗ったら色が落ちた

染めたては真っ黒なのに、洗濯したら一気に色が薄くなった——これも非常によくある失敗です。

【原因:色止め工程が不十分】

染色後に余分な染料を除去する「色止め洗浄」をしないと、繊維に染まらずに残った余分な染料が表面に残ります。この状態で洗濯すると、その余分な染料が水に流れ出てしまい、「色落ち」の原因になります。

【原因:染料の種類が繊維に合っていない】

綿・麻には「反応染料」が最適です。
家庭用の染料の中には、さまざまな素材に対応するために、綿・麻に対しての染色力が弱い染料が使われている場合があります。その場合、染料が繊維にしっかり結合せず、表面に残りやすくなります。
この状態で洗濯すると、残った染料が水に流れ出てしまい、「色落ち」の原因になります。

黒染め失敗あるある③ ムラになった

【原因:生地が均一に染液に浸っていない】

染液の量が少なすぎたり、生地を動かさずに放置したりすると、染液に触れた部分と触れていない部分で染まりにムラが出ます。特に縫い目・折り目・厚みのある部分は染液が届きにくい箇所です。

【原因:染め前の下処理不足】

生地に防水加工や撥水コーティングなどが施されていると、染料が弾かれてしまい、うまく浸透せずムラの原因になります。また、汚れや油分が残っていると、その部分だけ染まりにくくなり、色ムラが発生します。染める前には一度洗濯を行い、汚れや油分を落とすこと、そしてコーティングの有無を確認することが大切です。

失敗しない黒染めに必要な3つの条件

ここまでの失敗例をまとめると、本格的な黒染めに必要な条件は以下の3つです。

【条件1:高い染色力の染料】

生地に残っている元の色をしっかり打ち消し、真っ黒に染め上げるには、プロの現場でも使われるレベルの高い染色力を持つ染料が必要です。

【条件2:アルカリ剤(助剤)とのセット使用】

綿・麻などの植物繊維に染料をしっかり定着させるには、アルカリ剤が欠かせません。
染料だけでは十分に染まらず、繊維に定着しないまま残ってしまいます。
この残った染料は、後の洗濯で流れ出てしまい、「色落ち」の原因になります。

【条件3:色止め洗浄の実施】

染色後に余分な染料をしっかり洗い流すことで、洗濯による色落ちや色移りを防ぐことができます。

3つの条件をすべて満たすキット「黒極」

浅草黒染め「黒極」は、この3つの条件をひとつのキットに凝縮しています。

【最高級染料で下地の色を打ち消す】

プロの染色現場で使われる高品質な染料を採用。
市販品では難しかった濃色の生地も、圧倒的な染色力で深い漆黒へ仕上げます。

【アルカリ剤が最初からセット】

染料だけでは綿・麻は染まりません。黒極はアルカリ剤が同梱されているため、別途購入の手間がなく、誰でも正しいバランスで染色できます。

【色止め洗浄剤で仕上げまで完結】

染色後に使用する色止め洗浄剤もセットに含まれています。
しっかり色止めすることで、洗濯後も色落ちしにくい仕上がりになります。


黒極 使用前後 Before After

これまでの黒染めで「グレーにしかならなかった」「すぐ色落ちした」という方に、ぜひ一度試していただきたいキットです。

まとめ

黒染めの失敗には必ず原因があります。

・グレーになる → 染色力不足・下地の色の影響
・色落ちする  → アルカリ剤なし・色止め工程の省略
・ムラになる  → 染液量の不足・下処理不足

原因がわかれば、対策はシンプルです。高い染色力の染料+アルカリ剤+色止め洗浄剤の3点を正しく使うだけ。

浅草黒染め 黒極(くろきわみ)

浅草黒染め 黒極(くろきわみ)

デニムの染め直し、古着リメイク、道着の色直しに。染料・アルカリ剤・色止め洗浄剤の3点セットで、自宅でもプロ仕様の漆黒に。綿・麻専用、生地800g分(2回分)。