公園花火の消火水、どう処理する? 固めて持ち帰る新しい安全対策


花火用廃水処理凝固剤 固めたろ

花火消化水の凝固剤にも「固め太郎」

消火水を固め、燃えカスごとまとめて回収できる凝固剤です。
排水設備のない公園や広場での花火使用に対応した、新しい後片付けの形です。

「公園で花火をしてもいいですよ」——そんな嬉しいお知らせが、少しずつ増えてきています。
条件付きながら手持ち花火を解禁する公園が各地に登場し、夏の風物詩が身近に戻りつつあります。

ところが、解禁が進む一方で新たな課題として浮上しているのが、消火水の処理です。
バケツいっぱいの消火水には、燃えカスや火薬の残滓が混ざっています。
排水溝に流せば詰まりや汚染の原因になり、そのまま置いていけばゴミの流出・景観の悪化につながります。

「花火はOKにしたけれど、後始末のルールが追いついていない」——
自治体・公園管理者・花火メーカーが共通して抱えるこの悩みの答えが廃水処理凝固剤です。

公園花火の解禁が進む一方で、なぜ「消火水問題」が起きるのか

【消火水は「使用後のルール」がまだ整っていない】

手持ち花火を安全に楽しむには、必ず消火用の水を用意することが求められます。
しかし公園には、家庭の庭と違って排水溝や流し台がないケースがほとんどです。

燃えカスが混ざった消火水をどこに捨てるか——この問いに対して、現状では明確な答えが出ていません。
トイレや植え込みに捨てるのはマナー違反ですし、排水設備があったとしても詰まりの原因になります。
結果として「花火はOKだけど、後片付けが面倒で利用者が困っている」という状況が各地で起きています。

【管理する側にとっても頭の痛い問題】

公園の管理者や自治体にとっても、消火水トラブルは見過ごせません。
排水の汚染クレーム、燃えカスの散乱、近隣住民からの苦情——
花火解禁の判断をためらわせる要因のひとつが、後片付けに関するルールの未整備です。

「安全に楽しめる仕組みが整っているか」という点は、解禁可否を判断する際の大きなポイントになります。

「固めて持ち帰る」という発想の転換

【高吸水性樹脂(SAP)で水をその場で固める】

高吸水性樹脂(SAP/Super Absorbent Polymer)は廃水処理用の凝固剤です。
SAPとは、紙おむつや保冷剤にも使われている素材で、自重の数百倍もの水分を吸収しゼリー状に固める性質を持っています。

消火水の入ったバケツに本品を入れると、水分を素早く吸収してゲル化します。
燃えカスや花火の残滓もゲルの中に封じ込められるため、液体がこぼれる心配なくそのままゴミ袋へ。
排水設備がなくても、固めて持ち帰ることができます。

【これまでの処理方法との違い】

従来の消火水の処理といえば、次のような方法が一般的でした。

・排水溝にそのまま流す(詰まり・汚染リスクあり)
・自宅まで持ち帰ってトイレに流す(運搬中にこぼれる)
・公園のゴミ箱に液体ごと捨てる(液漏れ・マナー問題)

いずれも完全な解決策とは言えず、現場での対応は各自に委ねられていました。

液体を持ち運ぶリスクがなくなり、現場の管理負担も大きく軽減されます。

花火への同梱で、後片付けをパッケージ化できる

【「安全セット」として商品価値を高める】

凝固剤は、花火メーカー・販売商社向けにOEM対応・小ロット対応が可能です。
花火セットに同梱することで、「このセットさえあれば、後片付けまで安心」という付加価値を提案できます。

昨今、公園での花火解禁を後押しするためには、「安全に遊べる・きちんと片付けられる」という社会的な信頼が必要です。
後片付けキットを同梱した花火セットは、その信頼づくりに直結するアイテムになり得ます。

【環境配慮・CSRのアピールにも】

消費者の環境意識が高まる中、廃水を適切に処理する仕組みを製品に組み込むことは、
メーカーや販売会社にとってCSR・環境配慮のPRとしても有効です。
「この花火は、最後まで環境に配慮した設計です」——そんなメッセージを商品パッケージで発信できます。

こんなシーンで活用されています

  • 公園・広場での手持ち花火イベント:排水設備がない場所での使用に対応
  • マンション・集合住宅の駐車場や共用スペース:住民トラブルの予防として
  • キャンプ場・グランピング施設:自然環境への配慮が求められる場所での花火
  • 夏祭り・地域イベント:大人数が参加する場での現場管理の効率化

導入・OEMのご相談は戸谷染料商店へ

「固め太郎」は、1931年創業・東京浅草の染料・顔料専門店である戸谷染料商店が開発した製品です。
プロ向け素材の知見を活かし、現場のニーズに応える素材を提供してきた同社だからこそ生まれた、実用的なソリューションです。

花火メーカー・商社の方向けに、業務用供給・OEM対応・仕様のカスタマイズなど、柔軟にご相談に応じます。
「こんな用途に使えないか」「パッケージングの相談がしたい」といったご質問もお気軽にどうぞ。


花火用廃水処理凝固剤 固めたろ

花火用廃水処理にも使える凝固剤「固め太郎」

公園花火の消火水を固めて、燃えカスごとゴミとして回収。
OEM・小ロット対応可能。花火同梱用の業務用供給についてはお問い合わせください。

屋外看板の不燃化義務、知っていますか?建築基準法が求める「不燃ターポリン」の重要性

2025年8月に大阪市で発生したビル火災では、急速な延焼拡大の要因の一つとして、外壁に設置された屋外広告物が建築基準法第64条に適合せず、不燃材料ではなかったことが指摘されています。
これを受けて各地の自治体が注意喚起を行っています。あらためて、看板と不燃材料に関する法令と素材の基礎知識を整理します。

不燃ターポリンの仕様・販売条件は商品ページにまとめています。

不燃ターポリン アドマックス® V-2000-IJ2 の商品ページ

  • 建築基準法が定める看板の防火措置とは
  • 大阪市のビル火災が明らかにしたリスク
  • 不燃ターポリンとは何か
  • 「防炎」と「不燃」は別のもの
  • 平岡織染 V-2000-IJ2 の特長と仕様
  • 不燃ターポリンが適した用途
  • お問い合わせ・在庫確認

建築基準法が定める看板の防火措置とは

建築基準法第64条では、防火地域内にある看板・広告塔などで、建築物の屋上に設けるもの又は高さ3mを超えるものは、その主要な部分を不燃材料で造り、又は覆わなければならないと定めています。
看板の火災が建物や周囲へ燃え広がるのを防ぐための規定です。

【法令要点】

  • 根拠:建築基準法 第64条(看板等の防火措置)、第88条(工作物への準用)
  • 対象:防火地域内にある看板・広告塔・装飾塔などのうち、建築物の屋上に設けるもの、又は高さ3mを超えるもの
  • 求められる内容:主要な部分を不燃材料で造る、又は覆う
  • 不燃材料:国土交通大臣が定めたもの、又は国土交通大臣の認定を受けたもの(建築基準法 第2条第九号)

防火地域かどうかは、各市区町村の都市計画図で確認できます。
しかし実態として、FF(フレキシブルフェイス)式の屋外看板では、可燃性のターポリンが長年使われてきました。大阪市の火災は、この課題を社会的に可視化した出来事でした。

大阪市のビル火災が明らかにしたリスク

2025年8月に大阪・道頓堀で発生した火災について、船橋市や仙台市などの自治体は、外壁の屋外広告物が建築基準法第64条に適合せず、不燃材料ではなかったことが延焼拡大の要因の一つとして指摘されたと説明しています。
これを契機に、各地で看板の点検や不燃材料への切り替えを呼びかける動きが広がっています。

参考:船橋市「屋外広告物に係る防火安全対策について」/仙台市「屋外広告物の防火対策について」/大阪市「一般広告物の設置について」

不燃ターポリンとは何か

ターポリンとは、繊維の基布にPVC(塩化ビニル)などの樹脂をコーティングしたシート素材です。
FF看板やバナー、横断幕など、広告・サイン用途に広く使われています。一般的なターポリンはポリエステル繊維を基布にしています。

不燃ターポリンは、燃えにくいガラス繊維(グラスファイバー)などを基布にし、国土交通大臣の不燃材料認定を受けたターポリンです。
通常のターポリンと同じようにインクジェット印刷ができるため、デザインの自由度を保ったまま看板を不燃化できます。
なお、不燃材料の認定には、インクの種類や塗布量などの条件があります。認定条件の範囲内で印刷してください。

「防炎」と「不燃」は別のもの

「防炎ターポリンなら大丈夫」と考えている方も少なくありません。しかし、防炎と不燃は別の基準です。

  • 防炎:消防法にもとづく性能です。火がついても燃え広がりにくい素材を指します。
  • 不燃材料:建築基準法にもとづく性能です。国土交通大臣が定めたもの、又は大臣の認定を受けたものに限られます。

防炎ターポリンであっても、不燃材料にあたるとは限りません。看板に不燃材料が必要な場合は、不燃材料の認定番号(NMで始まる番号)を確認してください。

平岡織染 V-2000-IJ2 の特長と仕様

戸谷染料商店が取り扱う平岡織染のサイン用ターポリン アドマックス® V-2000-IJ2 は、国土交通大臣の不燃材料認定(NM-5737)を取得した不燃ターポリンです。

【製品仕様】

  • 原反幅:2,040mm × 30m
  • 基布:グラスファイバー100%
  • 厚さ:0.35mm
  • 質量:500g/㎡
  • 仕立て:内巻3インチ紙管
  • 不燃材料認定番号:NM-5737
  • 防炎製品番号:FR-06167
  • 透光率:29.5%
  • 対応インク:アクリル系インク
  • 用途:FF看板・横断幕

【認定・対応】

  • 国土交通大臣認定の不燃材料(NM-5737)
  • 防炎製品(FR-06167)
  • RoHS2指令適合
  • 日本製

販売単位は30m巻です。無料サンプル(5m程度)もご用意しています。詳しい仕様と販売条件はV-2000-IJ2の商品ページをご覧ください。

【遮光タイプも近日発売予定】

遮光タイプの不燃ターポリン「アドマックス V-2000-2遮光(仮称)」も近日発売予定です(不燃材料認定番号 NM-5825)。発売時のご案内をご希望の方は、お問い合わせフォームの内容欄に「遮光タイプの発売案内希望」とご記入ください。

不燃ターポリンが適した用途

  • 防火地域内のビル壁面FF看板・ファサード看板
  • 建築物の屋上や、高さ3mを超える位置に設ける看板
  • 繁華街の屋外広告
  • 横断幕・懸垂幕
  • 商業施設・駅・公共施設の大型サイン
  • 既存看板の不燃素材への張り替え

※ 不燃材料が必要かどうかは、看板の設置場所や条件によって異なります。建築基準法の適用判断や施工については、所管の行政庁または建築士にご相談ください。

不燃ターポリンのご相談・在庫確認

V-2000-IJ2の在庫確認・見積依頼・無料サンプルのご請求は、お気軽にお問い合わせください。
アドマックス製品全般についても取り扱っています。

お問い合わせフォームでは、カテゴリー「化成品事業部(染料・顔料など)関連について」を選び、内容欄に「V-2000-IJ2」とご用件(見積・在庫確認・サンプル請求)をご記入ください。お電話(03-3873-3111、平日10:00〜17:00)でも承ります。

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見積・在庫確認・サンプルのご依頼

長期休暇にやりたい「DIY」4選|自宅でできるキットのご紹介

「せっかくの連休、どこかに出かけるわけでもないし……」そんなとき、まとまった時間を「ものづくり」に使ってみませんか?
東京・浅草で1931年から続く染料の専門店・戸谷染料商店は、プロ向けの染料技術をそのままに、自宅でも楽しめるDIYキットをラインナップしています。
Tシャツを藍色に染める、古いプラモデルのパーツを好みの色に仕上げる、欠けたお気に入りの器を金継ぎで直す——。どれも「特別な道具がなくてもできる」のが嬉しいところ。
今回は長期休暇や連休におすすめの4アイテムを、それぞれの楽しみ方とともにご紹介します。


① トートバッグや古いTシャツが「ジャパンブルー」に生まれ変わる──浅草藍染め太郎

参考商品
浅草藍染め太郎

浅草藍染め太郎

自宅で簡単に藍染めを体験できる初心者向け家庭用藍染めキット。手軽にDIYを楽しめます。


藍染めキットでトートバッグ

【長期休暇におすすめな理由】

藍染めの最大の魅力は、染液から引き上げた瞬間に起きる「黄緑→藍色へのグラデーション変化」です。これは染料が空気に触れて酸化する現象で、職人の世界では「藍の風を切る」とも呼ばれます。家族で見守るだけでも、十分な体験になります。
綿・麻・レーヨンなど天然素材のものなら幅広く染められるので、着古したTシャツや白いトートバッグをまとめて染め直すのがおすすめ。絞り染め(輪ゴムや割り箸で布を縛る)にすれば、世界にひとつだけのオリジナル模様が生まれます。

【ポリエステル混紡に注意】

藍染めは天然繊維専用です。洗濯タグで「ポリエステル○%」と表記されているアイテムは色が薄くなります。染める前にタグを確認しましょう。


② ビーズ・プラモデル・ミニ四駆・時計ベルトを好みの色に──プラ染め太郎

使った商品

プラ染め太郎

豊富なカラー展開。プラスチック各種の染色に。素材や透過性を生かした仕上げができます。


プラ染め太郎による染色

【「塗装」と「染色」の違いを知っておこう】

塗装はパーツの表面に色の膜を張る方法。一方、染色は素材の内側に色を浸透させる方法です。プラ染め太郎は後者のため、表面に塗膜が残らず、プラスチック本来の質感や透過感を活かした仕上がりになります。
連休中に組み上げたプラモデルのパーツカラーを変えたい、使い古した時計のラバーベルトを気分転換に染め直したい、そんな用途にぴったりです。

【向いている素材・注意が必要な素材】

・よく染まる素材:ナイロン・アクリル・ポリウレタン(TPU)・ABS(ただしムラあり)
・染まりにくい素材:PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)
素材が不明な場合は、端切れや余ったランナーで試し染めをしてから本番に臨むのが安心です。


③ 欠けたうつわを直しながら彩る──高級金粉で楽しむ金継ぎ入門

高級金粉 金属色シリーズ

高級金粉

純金色・銀・青金・赤金をはじめ、光彩色・真珠色まで多彩なラインナップ。漆や墨、クリア塗料に混ぜて使え、金継ぎ・蒔絵・ハンドメイドアクセサリーなど幅広い用途に対応します。
屋外対応・非金属素材で扱いやすく、発色の良さがプロからも支持されています。

高級金粉を使った金継ぎの完成イメージ

【長期休暇の金継ぎチャレンジに最適な理由】

金継ぎとは、割れたり欠けたりした器をつなぎ直し、その継ぎ目を金で装飾する日本古来の修復技法です。「壊れたから捨てる」ではなく、「直してもっと好きになる」という考え方が、いまDIY好きの間でも注目を集めています。
まとまった時間が取れる長期休暇こそ、棚の奥で眠っていた欠け茶碗や思い入れのある小皿と向き合うチャンスです。

【色の種類、何を選べばいい?】

・金継ぎ・蒔絵の定番:純金色(最も落ち着いた金)
・華やかさを出したい:赤金(温かみのある赤みがかった金)
・クールな印象に:青金(やや冷たさのある金)または銀
・ハンドメイドアクセやネイル:光彩色・真珠色(パール感・ラメ感が出る)
初めての方は純金色30gから試してみるのがおすすめです。


④ 連休に「黒を取り戻す」──色あせた黒服を染め直す週末プロジェクト

浅草黒染め 黒極 黒染めキット

浅草黒染め 黒極

プロ染め・簡易染めの2種類の染め方に対応した本格黒染めキット。グレーになってしまった黒服を、しっかりとした深い黒に染め直せます。
浅草の染料専門店が手がけるからこその発色と堅牢度が特徴です。

黒極による黒染め前後の比較

【「捨てる」前に染め直してみよう】

「お気に入りの黒いジャケットが、洗濯を重ねてグレーっぽくなってしまった」——そんな経験はありませんか?
色あせは素材の劣化ではなく染料が抜けているだけのことがほとんど。まとまった休みを使って染め直せば、お気に入りの1着を新品同様に復活させることができます。
クローゼットを見直すついでに、ぜひトライしてみてください。

【染め直しに向いているアイテム】

・綿・麻・レーヨン・シルクなど天然素材の黒服
・スラックス・スカート・Tシャツ・ストール
・混紡品は色が薄くなる場合があるため、事前に素材タグを確認してください。


まとめ:長期休暇は「染めDIY」で、ものを大切にする時間を

4つのアイテムに共通しているのは、「捨てる前にもう一度、自分の手でよみがえらせる」という発想です。
藍染めで古着をリメイクする、プラモデルを自分色に染める、欠けた器を金で直す、色あせた黒服を復活させる——どれも特別な技術は不要で、説明書通りに進めれば連休中に完結します。
1931年創業、浅草の染料専門店・戸谷染料商店のキットは、プロ用素材をベースにしているため仕上がりのクオリティが市販品とひと味違います。ぜひ次の長期休暇、「染め」をテーマにした自分時間を楽しんでみてください。