使い方のポイント
洗い方(染める前)
- 樹脂には油や汚れが付着している場合があり、これが染めムラの原因となることがあります。ただし、保護フィルムが付いている樹脂や袋から出したばかりで、手で触っていない樹脂の多くは
- 油や汚れが付着していないため、洗わずにそのまま染められる場合もあります。
- ぬるま湯と中性洗剤を使用して、柔らかいスポンジで軽く洗います。
- スポンジで洗えない細かい樹脂やビーズなどは中性洗剤をぬるま湯で希釈した液に浸け置きします。その時に傷が付かないように注意して丁寧にすすぎます。
- 金属かごを使用する場合は、強く擦らないようにしてください。傷が付く原因になります。
洗い方(染めた後)
- ぬるま湯で中性洗剤を使用して柔らかいスポンジで洗い染まっていない染料をよく落としてください。落とし切れない場合は生地や他の樹脂に色が移る恐れがあります。
- スポンジで洗えない細かい樹脂やビーズなどは中性洗剤を、ぬるま湯で希釈した液に浸け置きします。その後に傷が付かない様にすすぎます。
- 金属かごを使用する場合は、強く擦らないようにしてください。傷が付く原因になります。
染め方(ザルを使う)
- 茶こしやザルに樹脂を入れて染めると、鍋底に樹脂が触れないため、ムラや汚れが発生しにくくなります。また、色を確認しながら作業ができるため非常に便利です。ただし、以下の点に注意してください。
- 1、全体を均一に混ぜること:染め作業中は、鍋全体をしっかり混ぜ続けてください。ザルの中だけを混ぜても、染め液全体は均一に混ざりません。
- 2、染料の沈殿や焦げに注意:染め液を十分に混ぜないと、鍋底に染料が沈殿したり、焦げつくことがあります。これにより、正常に染まらない場合や、樹脂が汚れてしまう原因となることがあります。
染め方の種類
- 重ね染め:例えば青に染めた後に黄色の染め液で二度染めると緑色に染まります。
- アンティーク調:例えば赤に染めた後に1秒以内で素早くハイブラックで二度染めします。
- 調色:色と色を混ぜて別の色を作ります。
道具の洗い方
- ぬるま湯と洗剤を使用して、道具を丁寧に洗浄します。アルコール(消毒用アルコールでも使えます)がある場合は、使用すると汚れがよく落ちます。ただし、アルコールが染めた樹脂に付着しないよう十分注意してください。アルコールが付着すると、色落ちの原因となる場合があります。
失敗事例
- ピンクで白と黒の樹脂を染めたところ、黒い樹脂の着色が落ちて汚染が発生しました。このように、初めから色が付いている樹脂を染める場合は、色落ちに十分ご注意ください。

ウイッグを染める
基本の染め方は製品に付属している説明書と同じですが、いくつか注意点があります。
希釈は約40倍にします。通常希釈ですと艶がなくなる場合があります。すべてのウイッグが染まるわけではありませんので、素材をご確認ください。ブログで染めたウッグは白色ファイバーアクリル系繊維を使用しました。
- 水で湿らせます。
- 染め液を用意します。ウッグがしっかりと浸しながら泳がせられる、十分な量の染め液を用意します。
- ウッグを染め液に入れます。
- すすぎ。ぬるま湯で水が透明になるまで洗います。
- 洗剤を使用。おしゃれ着用の中性洗剤を使ってよく洗います。
- 乾燥。乾燥させて染色を完了させます。
注意事項
ガラスは染まりません
- アクリル樹脂などのプラスチック樹脂が染まります。ページ上部の表で、どの樹脂が染まるかをご確認ください。
樹脂の表面コーティングされていると染まりません
- 表面に塗装や特殊なコーティングが施されている場合は染まりません。
- 例:オーロラビーズ「AB加工」、ヘルメットシールドに表面加工がある場合、傷つき防止コーティング、撥水加工など
染め液は濃く作らないように
- 染め液が濃いと樹脂の表面が曇ったり、べたつく場合があります。
長時間の加熱に注意
- 短時間での使用を推奨
・長時間の加熱は調整が難しく、高温になり過ぎたり、作業中に染料が沈降・蒸発することで、問題を引き起こします。例:焦げによる樹脂の汚れ・光沢の低下・表面のべたつき。
・最長で12分の利用としていますが、条件により時間内でも問題が考えられますので「解決策」をご参照ください。 - 解決策
・作業中や一時的に作業を中断して熱いまま放置すると、染料が沈降するなどして問題が発生します。これを防ぐため、作業中はこまめに混ぜることを心がけてください。
・途中でお湯を加えて濃くならない様に調整してください。お湯を加え後は、必ずよく混ぜてください。
・蒸発することを考慮し、初めから少し薄めの濃度で染料を作ることをおすすめします。ただし、濃度が薄い場合は染色に時間がかかったり、染まりが薄くなります。
レジンは正常に染まらない場合があります
- レジンは種類が多いので染めてみませんと正常に染まるかわかりません。
染めた樹脂の取り扱い
- 通常洗濯機可、ドライクリーニング不可、乾燥機不可。
- 汗や雨等で湿った状態、または摩擦により色移する場合があります。
- サラシ(漂白)により、変色あるいは退色する場合があります。
アルコール、溶剤、除光液、アルコール入り香水は使用不可
- 色が落ちます(樹脂の種類による/プラスチックは特に色落ちします)
紫外線は変色や褪色の原因となります
- 太陽光や紫外線を発生させる照明を長期間当てると、色あせや樹脂の変色の原因となります。
- 染料の場合、繊維と同じように紫外線で退色は進みます。特に、薄い色で染めた場合は退色がわかりやすくなります。
使用した液は再利用せずに廃棄してください
- 着色力が低下したり、ムラや汚れの原因になります。
開封後の保管
- 保存状態により染まらなくなる場合があるので、早めの使用をお勧めします。
- 紫外線が当たらない涼しい場所に保存してください。
- 製品の容器を使用して保管してください。
- 容器内の空気を抜いて、しっかりとキャップを閉めてください。
未開封の保管
- 購入から1年以内にご使用ください。
- 紫外線が当たらない涼しい場所に保存してください。
食品容器への使用は推奨しません
- 安全性は高い製品ですが、食品用の染料ではありませんので食品容器などへの使用は推奨しません。
- 口に入れる物へは使用しないでください
染めた樹脂の傷に注意
- 染まっているのは表面から1mm以内の深さです。表面が削れると下地が見え、傷として目立つ原因になります。
- 透明な樹脂の場合は傷がさほど目立ちませんが、白い樹脂では傷が目立ちやすくなります。
水銀温度計の扱い
- 温度計を破損しないよう、慎重に扱ってください。
- 急な温度変化による破損を防ぐため温度を測定した後、すぐに水で洗わないでください。
